初詣や厄除けで有名な川崎大師。「名前は聞いたことがあるけれど、具体的にどのようなご利益があるの?」「境内にはどんな見どころがあるの?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。
また、「駅からどうやって行けばいい?」「参拝のついでに楽しめるグルメや周辺情報は?」といった疑問をお持ちの方もいるはずです。
結論から言うと、川崎大師は関東屈指の「厄除けのお大師さま」として知られ、強力なパワースポットとしてはもちろん、活気あふれる仲見世通りの散策まで楽しめる、魅力満載の観光地です。
この記事では、川崎大師を訪れる前に知っておきたい以下のポイントを詳しく解説します。
- 川崎大師の特徴と歴史
- 絶対に見逃せない境内の見どころ
- 名物「とんとこ飴」などの仲見世グルメ
- 迷わず行けるアクセス方法
初めて訪れる方はもちろん、改めてその魅力を再発見したい方も、ぜひ最後までご覧いただき、川崎大師へのお出かけにお役立てください。
川崎大師(平間寺)とは?歴史とご利益を解説
川崎大師は正式名称を「金剛山 金乗院 平間寺(へいけんじ)」といい、真言宗智山派の大本山です。古くから多くの人々の信仰を集めてきたこのお寺は、どのような歴史とご利益を持っているのでしょうか。まずは川崎大師の基本的な特徴について解説します。
関東三大厄除け大師の一つとして有名
川崎大師は「厄除けのお大師さま」として親しまれており、成田山新勝寺、髙尾山薬王院とともに、関東三山の一つに数えられることもあります。また、西新井大師や観福寺大師堂などと並び「関東三大厄除け大師」の一つとして非常に有名です。平安時代の1128年に開創されたと伝えられ、ご本尊には弘法大師(空海)をお祀りしています。長い歴史の中で、数多くの人々が厄払いや災難除けを願って訪れてきました。
厄除けだけじゃない!主なご利益(家内安全・商売繁盛など)
川崎大師といえば厄除けのイメージが強いですが、実はそれだけではありません。家内安全、商売繁盛、交通安全、健康長寿など、幅広い願い事にご利益があるとされています。人生の節目や新しいことを始める際、あるいは日々の平穏を願う際など、さまざまな場面で頼りになるパワースポットです。また、自動車交通安全祈祷殿では、車のお祓いを受けることもでき、ドライバーからも厚い信仰を集めています。
参拝前にチェック!川崎大師の境内見どころスポット
広大な敷地を持つ川崎大師の境内には、歴史的建造物や美しい景観など、見逃せないスポットがたくさんあります。ただ参拝するだけでなく、境内をゆっくり散策することで、より深くその魅力を感じることができるでしょう。
荘厳な雰囲気の「大本堂」
境内に入ってまず圧倒されるのが、昭和33年に落慶した大本堂です。堂々とした佇まいは川崎大師のシンボルであり、内部にはご本尊である厄除弘法大師が祀られています。ここでは毎日、お護摩祈祷が行われており、読経の声と太鼓の音が響き渡る空間は非常に荘厳です。参拝の際は、まずこちらで手を合わせ、心を落ち着かせましょう。
独特な建築美を誇る「八角五重塔」
境内でひときわ目を引くのが、昭和59年に建立された中興塔(八角五重塔)です。一般的な四角形の五重塔とは異なり、八角形の形状をしているのが大きな特徴です。この八角形は円に近い形状であり、「包容力」や「完全性」を象徴しているといわれています。朱色と白のコントラストが青空に映える姿は美しく、写真撮影スポットとしても人気があります。
中国最後の木版大蔵経を収める「経蔵」
経蔵(きょうぞう)は、仏教の教えが記された経典を収蔵している建物です。ここには、中国最後の木版大蔵経といわれる「乾隆版大蔵経」7240冊が収められています。重厚な雰囲気の建物内には、ご本尊として釈迦如来像が安置されており、仏教文化の奥深さを感じられる場所です。
黄金の釈迦如来像と天井画
経蔵の中に足を踏み入れると、黄金に輝く釈迦如来像が参拝者を迎えます。そして、ぜひ見上げていただきたいのが天井画です。日本画家によって描かれた「双龍」の天井画は迫力満点で、龍が今にも動き出しそうな躍動感があります。静寂な空間の中で、黄金の像と天井画が織りなす荘厳な世界観を堪能してください。
心身を癒やす「薬師殿」と「なで薬師」
健康や病気平癒を願う方におすすめなのが薬師殿です。ここには薬師如来が祀られており、建物の外には「なで薬師」と呼ばれる像があります。自分の体の調子が悪い部分と同じ場所をなでると、病気が良くなると信じられています。多くの参拝者が訪れ、像の膝や腰、頭などをなでていく姿が見られます。
インスタ映えスポット「つるの池」と「やすらぎ橋」
大本堂の近くには、「つるの池」という池があり、そこに架かる「やすらぎ橋」は絶好の撮影スポットです。朱色のアーチ状の橋が緑豊かな庭園に映え、美しい景観を作り出しています。橋には、悟りの世界へ渡るという意味も込められています。池には鯉が泳ぎ、亀が甲羅干しをしていることもあり、参拝の合間にほっと一息つける癒やしの空間です。
迫力満点!名物「お護摩祈祷」の受け方
川崎大師を訪れたらぜひ体験したいのが、「お護摩(ごま)祈祷」です。燃え盛る炎の前で行われる祈祷は迫力があり、心が洗われるような体験ができます。ここでは、お護摩の受け方について解説します。
お護摩(護摩行)とは?
お護摩とは、不動明王などの御宝前で護摩木という薪を焚き、その炎によって煩悩(迷いや悩み)を焼き尽くす密教の修行法です。炎とともに立ち上る煙に乗せて願い事を仏様に届けるとされています。川崎大師では、このお護摩修行を通じて、厄除けや家内安全などの諸願成就を祈願します。
祈祷時間と当日の受付方法
お護摩祈祷は、毎日数回、決まった時間に行われています。時間は日によって異なる場合があるため、事前に公式ウェブサイトなどで確認することをおすすめします。予約は基本的に不要で、当日に境内の受付所(お護摩受付所)で申し込み用紙に願い事と氏名を記入し、祈祷料を納めれば誰でも参加できます。
集めたい!川崎大師の御朱印とお守り
参拝の証として人気のある御朱印は、大本堂近くの御朱印所などでいただくことができます。力強い筆致で書かれた御朱印は、訪れた記念になります。また、お守りも種類が豊富です。「厄除御守」はもちろん、交通安全、学業成就、身代わり守りなど、自分用やお土産用にさまざまな授与品が揃っています。
食べ歩きも楽しい!川崎大師仲見世通りのグルメ&お土産
京急川崎大師駅から大山門へと続く約150メートルの参道は、「仲見世通り」と呼ばれ、多くのお店が軒を連ねています。参拝前後の楽しみとして外せない、名物グルメやお土産を紹介します。
トントコ音が響く名物「とんとこ飴」
仲見世通りを歩いていると、「トントコ、トントコ」という軽快なリズムが聞こえてきます。これは、名物「とんとこ飴(さらし飴)」を切る音です。職人が包丁で飴を切り分ける実演販売は、川崎大師ならではの風景です。柔らかく素朴な甘さの飴は、子供からお年寄りまで喜ばれる定番のお土産です。
川崎大師の定番和スイーツ「久寿餅(くずもち)」
川崎大師の名物といえば「久寿餅(くずもち)」も外せません。関西の葛餅とは異なり、小麦粉のデンプンを発酵させて作られるのが特徴です。独特の弾力と酸味があり、たっぷりのきな粉と黒蜜をかけていただきます。三角形にカットされた形も特徴的で、無病長寿の願いが込められています。
願掛けに最適!色とりどりの「だるま」
仲見世通りには、だるまを専門に扱うお店も数多く並んでいます。「川崎大師だるま」は厄除けや商売繁盛の縁起物として人気があり、赤色だけでなく、金、白、ピンクなど、願い事に合わせてさまざまな色が用意されています。参拝の記念に、自分だけのだるまを選んでみてはいかがでしょうか。
老舗のお饅頭や煎餅などの食べ歩きグルメ
そのほかにも、蒸したてのお饅頭や、香ばしい醤油の香りが漂うお煎餅など、食べ歩きにぴったりのグルメが充実しています。甘酒を片手に参道を散策するのも風情があります。老舗の味を楽しみながら、賑やかな通りの雰囲気を味わってください。
季節を感じる!川崎大師の主な年間行事
川崎大師では一年を通して様々な行事が行われますが、特に多くの人で賑わう代表的なイベントを紹介します。
全国トップクラスの人出「初詣」
お正月には、全国でもトップクラスの参拝者数を誇る初詣客で賑わいます。三が日には例年300万人前後が訪れ、境内は大混雑となりますが、その熱気とお正月らしい活気は一見の価値があります。新しい一年の始まりに、厄除けのお大師さまで祈願をする人々で溢れかえります。
夏の風物詩!全国から集まる「川崎大師風鈴市」
夏の風物詩として定着しているのが、毎年7月に開催される「川崎大師風鈴市」です。全国各地から集められた数万個の風鈴が境内に飾られ、涼やかな音色を奏でます。ガラス製、鉄製、陶器製など、地域ごとの特色ある風鈴を見て回ることができ、気に入った風鈴を購入することも可能です。
川崎大師へのアクセス・駐車場情報
最後に、川崎大師への行き方について解説します。電車、バス、車、それぞれのアクセス方法を確認しておきましょう。
電車での行き方(京急川崎大師駅からのルート)
電車を利用する場合、最寄り駅は京浜急行大師線の「川崎大師駅」です。京急川崎駅から大師線に乗り換え、約5分で到着します。駅からは徒歩約8分で、表参道を通り仲見世を抜けて大山門へと至ります。道中は案内表示も多く、人の流れもあるため迷うことは少ないでしょう。
バスでの行き方(川崎駅・アクアライン高速バス)
JR川崎駅東口のバス乗り場からも、川崎大師行きのバスが出ています。「川崎大師」バス停で下車すればすぐです。また、アクアライン高速バスを利用する場合は、木更津方面から川崎駅行きのバスに乗り、浮島バスターミナルなどで乗り換えるルートもありますが、一般的には電車または川崎駅からのバスがスムーズです。
車でのアクセスと駐車場情報
車で訪れる場合は、首都高速横羽線・川崎線「大師出口」から約1分と、インターチェンジからのアクセスは非常に良好です。
無料の参拝者用駐車場
川崎大師には、自動車交通安全祈祷殿に隣接する参拝者用の無料駐車場があります。収容台数は約700台と広いですが、利用可能時間が決まっているほか、お正月や行事の際は非常に混雑し、利用できない場合や規制がかかることがあります。
周辺のコインパーキング事情
無料駐車場が満車の場合や、仲見世通りに近い場所に停めたい場合は、周辺のコインパーキングを利用することになります。ただし、初詣シーズンなどの繁忙期は特別料金が設定されることがあり、周辺道路も渋滞します。混雑が予想される時期は、公共交通機関の利用を強くおすすめします。
まとめ
川崎大師は、古くからの歴史を持つ厄除けのパワースポットであるだけでなく、美しい建築物や庭園、そして活気ある仲見世通りでのグルメやショッピングまで、多彩な楽しみ方ができる場所です。荘厳な護摩祈祷で心を清め、美味しい名物を味わえば、心身ともにリフレッシュできること間違いありません。次の休日は、魅力満載の川崎大師へ足を運んでみてはいかがでしょうか。
案内人より一言

八角五重塔は初めて見てとても印象に残っています。















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