涼しく過ごしやすい季節になり、「秋ならではの美しい景色を楽しみたい」「静かな場所で心身ともにリフレッシュしたい」と考えている方も多いのではないでしょうか。
特に、赤や黄色に染まる紅葉と歴史ある建築が調和するお寺は、秋の風情を感じるのに最高のスポットです。しかし、数あるお寺の中からどこへ行けば良いのか、自分に合った場所を見つけるのは意外と難しいものです。
そこで本記事では、秋の旅行で必ず訪れたい「おすすめのお寺」を厳選して5か所ご紹介します。それぞれの見どころや特徴を詳しく解説しますので、ぜひ秋のお出かけ計画の参考にしてください。美しい風景の中で、心整うひとときを見つけに行きましょう。
秋のお寺巡りが旅行におすすめな3つの理由
秋という季節はお寺巡りに最も適した時期と言えます。なぜ多くの人がこの時期に寺院を訪れるのか、その魅力的な理由を3つの視点から解説します。
紅葉と歴史的建造物が織りなす絶景
日本の秋を象徴する光景といえば、やはり紅葉です。お寺の境内にあるモミジやイチョウが鮮やかに色づき、長い歴史を持つ木造建築の落ち着いた色合いと重なることで、他では見られない絶景が生まれます。静寂に包まれた空間で眺める自然のアートは、訪れる人の心を深く癒やします。
暑さが和らぎ散策に最適な気候
お寺巡りは意外と体力を使うものです。広い境内を歩いたり、長い石段を登ったりすることが多いため、真夏の炎天下では体力を消耗してしまいます。しかし、秋になれば空気は澄み渡り、気温も下がって非常に過ごしやすくなります。心地よい秋風を感じながらの散策は、心身ともにリフレッシュできる貴重な時間となるでしょう。
秋限定の特別拝観やライトアップイベント
秋の観光シーズンに合わせて、普段は公開されていない仏像や庭園を特別に公開する「特別拝観」を行うお寺が多くあります。また、夜間には境内がライトアップされ、昼間とは全く異なる幻想的な世界を楽しむこともできます。この時期にしか味わえない特別な体験ができるのも、秋のお寺巡りの大きな魅力です。
秋の風情を感じる!必ず訪れたいおすすめのお寺厳選5か所
全国には数多くの名刹が存在しますが、その中でも特に秋の景色が美しいと評判のおすすめのお寺を5つ厳選しました。それぞれの特徴や魅力をチェックして、目的地選びの参考にしてください。
1. 清水寺(京都府)|舞台から見下ろす紅葉の雲海
京都を代表する観光地である清水寺は、秋になると境内全体が燃えるような赤色に包まれます。特に有名な「清水の舞台」から見下ろす景色は圧巻で、まるで紅葉の雲海の上に浮かんでいるかのような感覚を味わえます。本堂と紅葉のコントラストは、一度見たら忘れられない美しさです。
清水寺の秋の見どころとアクセス
見どころはやはり本堂からの眺めですが、夜間の特別拝観で行われるライトアップも見逃せません。闇夜に浮かび上がる紅葉と、そこから放たれる青い一筋の光「観音慈悲光」が幻想的な空間を演出します。アクセスはJR京都駅からバスを利用し、「五条坂」または「清水道」バス停で下車して徒歩約10分です。
2. 中尊寺(岩手県)|世界遺産と色鮮やかな紅葉の調和
岩手県平泉にある世界遺産・中尊寺は、東北地方を代表する紅葉の名所です。国宝である金色堂を覆うように色づく木々は、黄金の輝きと相まって荘厳な雰囲気を醸し出します。参道である月見坂には樹齢数百年を超える杉並木が続き、紅葉との対比が静寂さを際立たせます。
中尊寺の秋の見どころとアクセス
金色堂周辺のイロハモミジやヤマモミジが特に美しく、歴史の重みを感じながら散策を楽しむことができます。また、秋には「菊まつり」も開催され、境内に彩りを添えます。アクセスはJR平泉駅から巡回バス「るんるん」を利用するか、タクシーで約5分ほどで到着します。
3. 円覚寺(神奈川県)|鎌倉の静寂と秋色を楽しむ
都心からもアクセスの良い鎌倉にある円覚寺は、禅寺ならではの凛とした空気が漂う場所です。広大な境内には多くの塔頭が点在し、それぞれの場所で美しい紅葉を楽しむことができます。特に山門周辺の紅葉は絵画のような美しさで、多くの参拝客を魅了します。
円覚寺の秋の見どころとアクセス
山門をくぐった先に見える景色や、国宝の舎利殿周辺の紅葉は必見です。また、座禅会なども行われているため、静かに自分と向き合う時間を持ちたい方にもおすすめです。アクセスはJR横須賀線「北鎌倉駅」を下車してすぐ目の前という立地の良さも魅力です。
4. 長谷寺(奈良県)|「花の御寺」が魅せる秋の彩り
奈良県にある長谷寺は、古くから「花の御寺」として親しまれていますが、秋の紅葉も見事です。山肌に沿って広がる境内は、秋になると全山が錦秋に染まります。本堂の舞台からは、五重塔と紅葉が織りなすパノラマを一望することができ、そのスケール感に圧倒されます。
長谷寺の秋の見どころとアクセス
本堂の床に紅葉が映り込む「床もみじ」や、重要文化財である登廊と紅葉のコラボレーションは非常にフォトジェニックです。秋季には特別拝観も行われます。アクセスは近鉄大阪線「長谷寺駅」から徒歩で約15分ほどです。参道には草餅のお店なども並び、散策を楽しめます。
5. 高台寺(京都府)|池に映る幻想的な夜間ライトアップ
豊臣秀吉の正室・ねねが建立したことで知られる高台寺は、京都の東山エリアに位置します。美しい庭園が有名ですが、秋には臥龍池(がりょうち)の水面に紅葉が映り込む「水鏡」の景色が話題となります。風のない日には鏡のようにくっきりと紅葉が映し出され、吸い込まれるような美しさです。
高台寺の秋の見どころとアクセス
日中の美しさもさることながら、夜間のライトアップは必見です。プロジェクションマッピングなどの現代的な演出も取り入れられることがあり、伝統と革新が融合した紅葉鑑賞を楽しめます。アクセスはJR京都駅からバスで「東山安井」バス停下車、徒歩約7分です。
お寺巡りをより快適に楽しむためのポイント
秋の行楽シーズンは多くの人で賑わうため、事前準備や工夫が大切です。快適にお寺巡りを楽しむためのポイントを3つご紹介します。
混雑を避けるなら「早朝拝観」が狙い目
有名なお寺は日中非常に混雑します。ゆっくりと静寂を楽しみたいのであれば、開門直後の早朝に訪れるのがおすすめです。朝の澄んだ空気の中で見る紅葉は格別に美しく、写真撮影もスムーズに行えます。京都や鎌倉などでは、朝の時間を有効に使うことで、1日に回れるスポットも増えます。
寒暖差対策!秋の散策におすすめの服装
秋は日中暖かくても、朝晩は冷え込むことが多い季節です。特にお寺は山間部や木陰にあることが多く、街中よりも気温が低くなる傾向があります。脱ぎ着しやすいカーディガンやジャケットを用意し、体温調節ができる服装を心がけましょう。また、砂利道や石段を歩くため、履き慣れたスニーカーなどが安心です。
旅の思い出を記録する「御朱印」のいただき方
お寺巡りの記念として「御朱印」を集めるのも旅の楽しみの一つです。御朱印は参拝の証としていただくものですので、まずは本堂で手を合わせ、心を込めてお参りをしてから授与所へ向かいましょう。秋限定のデザインを用意しているお寺もあるため、事前にチェックしておくと良いでしょう。
まとめ
秋の風情を感じる旅の目的地として、お寺は最適なスポットです。美しい紅葉と歴史ある建築が調和する空間は、日常の喧騒を忘れさせ、心を豊かにしてくれます。今回ご紹介した厳選5か所のお寺をはじめ、日本には素晴らしい秋の絶景がたくさんあります。気候の良いこの季節に、ぜひお気に入りのお寺を見つけに出かけてみてはいかがでしょうか。
案内人より一言

秋のお寺巡りは本当に心が癒やされます。本記事で挙げた5つのお寺はどこも混雑するので、人混みが苦手な方は近所の小さなお寺でも十分紅葉を味わえると思います。













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