和歌山県の北部、岩出市に広大な境内を構える「根来寺(ねごろじ)」。
旅行やお出かけの計画を立てる際、「根来寺にはどんな見どころがあるの?」「桜や紅葉が綺麗って本当?」「アクセスはしやすい場所にある?」といった疑問をお持ちではないでしょうか。
結論からお伝えすると、根来寺は日本最大級の木造国宝「大塔(だいとう)」をはじめ、戦国時代の歴史ロマンと四季折々の美しい自然を一度に楽しめる、和歌山屈指の観光スポットです。
そこで本記事では、根来寺を訪れる前に知っておきたい歴史や特徴、絶対に外せない見どころ、そして詳しい行き方までを余すことなくご紹介します。この記事を読めば、根来寺観光を120%楽しむための予習はバッチリです!ぜひ最後までご覧ください。
根来寺(ねごろじ)とは?歴史と特徴を解説
根来寺は、和歌山県岩出市の葛城連峰の麓に位置する、新義真言宗の総本山です。広大な境内には国宝や重要文化財に指定された貴重な建造物が建ち並び、中世のたたずまいを今に伝えています。まずは、その歴史的背景と特徴について解説します。
新義真言宗の総本山としての歩み
根来寺の歴史は平安時代後期、高野山の学僧であった覚鑁(かくばん)上人が、高野山内に大伝法院を建立したことに始まります。その後、覚鑁上人の教えを受け継ぐ徒弟たちが拠点を根来の地に移し、学問と信仰の場として発展させました。これが現在の新義真言宗の基礎となっており、根来寺はその総本山として多くの参拝者が訪れる聖地となっています。
戦国最強の鉄砲集団「根来衆」と豊臣秀吉の攻防
根来寺を語る上で欠かせないのが、戦国時代に強大な勢力を誇った僧兵集団「根来衆(ねごろしゅう)」の存在です。彼らは鉄砲伝来後いち早く鉄砲を取り入れ、武装集団として恐れられました。最盛期には寺領72万石を誇り一大勢力となりましたが、1585年、豊臣秀吉による紀州征伐を受けます。この戦いで大塔や大師堂など一部の建物を残して全山が焼失しましたが、その激動の歴史こそが根来寺の持つ魅力の一つと言えるでしょう。
絶対に見逃せない!根来寺の観光見どころ5選
広大な敷地を持つ根来寺には、数多くの見どころが点在しています。ここでは、初めて訪れる方が絶対に見ておくべきポイントを5つに絞ってご紹介します。
国宝「大塔(だいとう)」:日本最大の木造多宝塔
根来寺のシンボルとも言えるのが、高さ約40メートル、幅約15メートルを誇る国宝の「大塔」です。これは日本最大の木造多宝塔であり、その威風堂々とした姿は圧巻の一言に尽きます。特筆すべきは、国宝でありながら塔の内部に入って参拝できる点です。内部には曼荼羅の世界を立体的に表現した仏像が安置されており、静寂の中で厳かな空気に触れることができます。
弾痕が語る歴史の重み
大塔を訪れた際は、ぜひ外壁や柱にも注目してください。そこには、豊臣秀吉との戦いで撃ち込まれた火縄銃の弾痕が今も生々しく残っています。黒ずんだ穴の跡は、かつてここで激しい攻防が繰り広げられた証であり、歴史の教科書だけでは感じられないリアリティを肌で感じることができます。
重要文化財「大伝法堂(本堂)」:巨大なご本尊に圧巻
大塔の隣に建つのが、根来寺の本堂にあたる重要文化財「大伝法堂」です。幅の広い堂々とした建築で、堂内には本尊である大日如来、金剛薩埵(こんごうさった)、尊勝仏頂(そんしょうぶっちょう)の三体の巨大な仏像が安置されています。これらは江戸時代後期に作られたもので、見上げるほどの大きさには誰もが圧倒されるはずです。
国指定名勝「根来寺庭園」:自然景観を取り入れた美しさ
本坊の奥には、国指定の名勝である「根来寺庭園」が広がっています。この庭園は安土桃山時代の様式を伝える池泉式蓬莱庭園で、背後の山々や自然の滝を巧みに取り入れた構成が特徴です。四季の変化に合わせて表情を変える庭園を眺めながら、心穏やかなひとときを過ごすことができます。
光明真言殿と聖天池の風景
境内の中でも特に写真映えするスポットとして人気なのが、光明真言殿と目の前に広がる聖天池(しょうてんいけ)の風景です。池の水面に朱塗りのお堂や周囲の緑が映り込む様子は非常に美しく、絵画のような景色を楽しめます。ベンチに座ってゆっくりと景色を眺めるのもおすすめです。
「日本さくら名所100選」の桜と秋の紅葉
根来寺は関西でも有数の桜の名所として知られ、「日本さくら名所100選」にも選ばれています。春には約7,000本もの桜が境内を埋め尽くし、満開の時期には多くの花見客で賑わいます。また、秋にはモミジやイチョウが色づき、紅葉の名所としても人気です。特に大塔や大伝法堂と紅葉のコントラストは美しく、多くのカメラマンがその姿を収めに訪れます。
根来寺の御朱印・拝観料・所要時間
参拝の際に気になる実用的な情報についてもまとめました。
拝観料と開門・閉門時間
根来寺の入山料(拝観料)は、大人が500円(中学生以上)、小人は無料となっています。拝観時間は季節によって異なり、4月から10月までは9時10分から16時30分まで、11月から3月までは9時10分から16時00分までです。閉門時間が少し早めなので、余裕を持って訪れることをおすすめします。
いただける御朱印の種類と場所
根来寺では複数の場所で異なる種類の御朱印をいただくことができます。主に入山受付や本坊、不動堂などで授与されており、本尊である「大日如来」や「興教大師」、「身代り不動」など、いくつかの種類があります。専用の御朱印帳も販売されているため、参拝の記念に集めてみてはいかがでしょうか。
観光の所要時間はどれくらい?
境内が広いため、主要な建物である大塔、大伝法堂、庭園などをさらっと見て回るだけでも約1時間から1時間半程度は見ておくと良いでしょう。奥の院まで足を延ばしたり、桜や紅葉の時期に写真を撮りながらゆっくり散策したりする場合は、2時間以上の時間を確保しておくと安心です。
根来寺へのアクセス方法と駐車場
根来寺への行き方について、車と公共交通機関それぞれの方法を解説します。
車での行き方と駐車場情報
車でアクセスする場合、最寄りのインターチェンジは京奈和自動車道の「岩出根来IC」で、そこから約3分という好立地にあります。阪和自動車道を利用する場合は「泉南IC」から約20分です。境内周辺には無料の駐車場が整備されており、大型バスも停められる広いスペースがあるため、車での訪問は非常に便利です。
電車・バスでの行き方
電車を利用する場合は、JR和歌山線の「岩出駅」またはJR阪和線の「和泉砂川駅」が拠点となります。岩出駅からはバスで約15分、和泉砂川駅からはバスで約30分ほどで「根来寺」バス停に到着します。バスの本数はそれほど多くないため、事前に時刻表を確認しておくことが大切です。
京橋・なんばからの直通バス「根来ライナー」が便利
大阪方面からアクセスする場合、京橋駅やなんば駅から出ている高速バス「根来ライナー」を利用するのも一つの手です。乗り換えなしで根来寺の近くまで直行できるため非常に便利ですが、運行日が土日祝日に限定されている場合があるため、利用の際は必ずバス会社の公式サイトで最新の運行スケジュールを確認してください。
根来寺とあわせて行きたい周辺観光スポット
根来寺の周辺には、あわせて立ち寄りたい魅力的なスポットがあります。
道の駅 根来さくらの里
根来寺から車ですぐの場所にある「道の駅 根来さくらの里」は、地元の新鮮な野菜や果物、お土産などが揃う人気のスポットです。観光の帰りに立ち寄って買い物を楽しんだり、休憩したりするのに最適です。
旧和歌山県議会議事堂(一乗閣)
根来寺の駐車場の近くには、明治時代に建てられた「旧和歌山県議会議事堂(一乗閣)」が移築保存されています。和風建築の重厚な造りが特徴の重要文化財で、館内を見学することができます。レトロな建築美を楽しみたい方におすすめです。
根来山げんきの森
自然の中で体を動かしたい方には、「根来山げんきの森」が良いでしょう。遊歩道が整備されており、森林浴やハイキングを楽しむことができます。家族連れでのお出かけにもぴったりの場所です。
まとめ:歴史と自然が織りなす根来寺へ出かけよう
根来寺は、国宝の大塔をはじめとする貴重な文化財、戦国時代の歴史ロマン、そして四季折々の自然美が融合した素晴らしい観光地です。歴史好きの方はもちろん、美しい風景に癒やされたい方や、御朱印巡りをしている方にとっても、訪れる価値のある場所と言えるでしょう。大阪や関西近郊からのアクセスも良好な根来寺へ、ぜひ一度足を運んでみてください。
案内人より一言

多宝塔の中に入ることができるのはうれしいです。










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